角窓に、丸紋に、全体に色彩豊かに花草、梅が描かれた「古伊万里窓赤絵花草梅図三段丸重」です。窓絵が特徴的な小振りの三段重鉢です。花草は菊でしょうか？ 色彩豊かに描かれた赤絵花草梅図の三段丸重鉢、一段目は染付と赤絵の洒落た組合せです。蓋の中央には赤地の角枠内に金色の、篆書？と思われる字体の、窯印（銘？）が。よく知られた「角福」や「角富」などと同様の窯印なのでしょうが、篆書体でヒットする字体は見つからず、正確な読みや窯元は不明です。「月弓」印でしょうか？ アンティークな品であり、蓋や身（容器）の見込みや底には経年や使用によると思われる汚れが、製造時の傷と思われる蓋表や縁の細かなヒビ（貫入）や蓋裏（〜表）のヒビ（ニュー）、小さな穴の跡（ピンホール）などが見られます。使用によって生じたと思われる一ヶ所の欠け（写真６）以外には目立ったキズや欠け、ヒビなどはほとんど見られません。また、絵付けの色褪せなどもそれほどありません。 大きさ（ｃｍ）重さはおよそ次の通りです。 高さ１７（蓋あり）、１４．５（蓋なし）／身直径１１．３（外）、１０．６（内）／蓋外径１１．７／重さ１０８０ｇ。 窓絵が特徴的な花草、梅が色彩豊かに描かれた古伊万里赤絵三段丸重です。アンティークな品であり、経年や使用の汚れで華美さは抑えられた感は否めませんが、使用による傷は外周一ヶ所の欠け以外にはほとんど見られず、製造時の貫入、ニュー、ピンホールなどの傷も使用に支障はないと思います。食卓で映える三段重小鉢としてお使いいただけるのでは。なお、食器洗浄機は避けていただき手洗い洗浄の上お使い下さい。電子レンジもお避け下さい。